「火葬車の準備はできてるのでいつでもいいって」
イヤだーーーーーーーーっ
愛猫を抱きしめる
でも でも体辛いよね
早く病気の体からでたいよね
愛猫を抱きしめ外へ
火葬車の火葬台が目に入った
現実を突きつけられる
本当にここに寝かせてしまったら‥
愛猫を抱きしめる手に力が入る
喪服姿のペット葬儀の方
家族が火葬台の前で待ってる
もう一度家族で
本当に最後 愛猫の体を各々抱きしめ
息子が火葬台へと向かう
「待って」
私は叫んだ
息子に抱きかかえられている愛猫を再び
自分の腕の中に抱き寄せ
ありがとう ありがとう
ごめんね早く気づいてあげられなくて
ごめんね
愛してるよ 大好きだよ
本当にごめんね
だめだ
もう覚悟を決めなくては‥‥
振り向けば火葬台
一歩一歩あゆみ
そっと寝かす
涙が止まらない